銀行はすぐにはお金を貸してくれない。

サラ金のうたい文句である即日融資などというものから最も遠いところにある。

早くても申し込みから2週間。

時には1ヵ月なんてこともある。

無人契約機のブースに入れば、小一時間で何十万と金を用立ててくれるサラ金とは雲泥の差である。

 

なので、急にお金が必要になった時にサラ金からお金を借りるのは仕方ない。

ただ、もしそれが大きな金額になったら、銀行で借りる算段をした方がいい。

 

狙いは目的別ローンというやつである。

試しに銀行の融資課の窓口へ行ってみるといい。

そこにはブライダルローンやマイカーローン、教育ローンなどといったチラシが置いてある。

 

これらはすべて個人を対象にした金融商品で、サラ金と同じく無担保、保証人不要。

しかも金利は年7~8%とサラ金と比べて4分の1程度と断トツに安い。

これを利用しない手はない。

 

実は借金の一本化、低利切替はできるのである。

だが、他人、つまり債務者以外の第三者にはできない、ということを心にとどめておいてほしい。

 

まず銀行系の借入金を洗い出す

 

低利切替・一本化のキーワードは銀行だ。

銀行の貸付業務は企業相手のみと思っている人がいるかもしれないが、実は個人向けのローンもある。

この金額がいまいくらあるのかを計算しよう。

 

よくキャッシュカードに付いているVISAやJCBでキャッシングをしているのを銀行からの借金と勘違いしている人もいるが、これはあくまでJCBという銀行系クレジット会社からの借金である。

キャッシングの場合年利はかなり割高だ。

現在、銀行で年利15%以上の利息をとる金融商品はない。

 

 

複数の銀行から借りている場合はメイン一つに絞る

 

学生時代に学生専用カードを作り、会社に入ったら取引銀行の関係で、他行に口座を作って給与振り込みにしてしまったということは往々にしてある。

2つ以上の銀行にローン枠を持っている場合、給与振込銀行を除いて全て解約した方がよい。

 

というのも後から書く銀行から100万単位の低金利融資を受ける場合、限度額は年収の半分までと決められており、その額は全銀行が対象となる。

例えば、メインバンクであるA銀行に20万の借金枠があり、B銀行に50万、C銀行に20万の枠を持っているとする。

仮にA銀行の審査で200万まで借り入れできることになっても、実際の融資額は110万円になってしまう。

BやCで借りてなくても枠があるというだけで限度額が狭められてしまうのだ。

企業ならともかく、個人は取引銀行を一つに絞るのがベストなのである。

 

自由返済のサラ金はボーナスで返せばいいと思っていたが、実際にボーナスを手にすると、ダイビングのスーツやシュノーケルなどを買いたい、彼女とゲレンデでデートするためにスキーウェアと板も新しくしたいなどと思ってしまう。

 

とりあえずダイビングセットが30~40万くらい。

スキーウェアも分割で買っておこう。

せっかくのボーナスなんだからそれくらいの贅沢はしないと。

 

サラ金には月々1万円ずつ返せばいいのだ。

もちろん、その分だけ利息がつくことは頭の中で分かっている。

でもサラ金の金利なんて月に数千円だから大丈夫。

 

月給は手取りで21万円。

月末には家賃で7万と携帯代、電気ガス料金が引き落とされる。

そこからサラ金会社に1万円ずつ払い、毎月10日に信販会社からスキーウェア代金が引き落とされると給料はなくなる。

20日にはリボ払いの分を入れないといけない。

それになにより生活費がない・・・

 

気付いた時には立派な多重債務者だ。

内訳はサラ金3社合わせて140万、デパート系キャッシングとクレジット4社を合わせて50万、アメックスが40万、旅行に便利だからと作ったJRのカードが25万、JTBのカードが20万の総額275万円。

参考:借金解決 無料相談
URL:http://www.choremomster.com/

そこそこの大学を卒業し、そこそこの商社に勤務する26歳のサラリーマン。

今年の夏に大学時代の友達に誘われてスキューバダイビングをする為にグアムに行った。

旅費はボーナスでなんとかまかなった。

 

初めての海外旅行、海外でのスキューバダイビングということでとても楽しかった。

せっかく来たのだからとブランド品の服や財布、友人や家族のお土産にと買い物も楽しんだ。

支払いは全てクレジットカード。

 

そのつけが回ってきたのが9月。

生活費が非常に苦しくなった。

クレジットカードで買ったお土産代が一括で、20万以上口座から引き落とされてしまった。

 

とりあえずの生活費をなんとかするべくキャッシング機能の付いたデパート系カードで限度額である10万円を引き出した。

月々1万円のリボ払いで返済なら何とかなるとその時は思っていた。

 

が、キャッシングはそれだけで終わらなかった。

その秋の競馬でかなり負けてしまった。

G1レースしか買わないからということもあって、1レースに1万円2万円とかけていき、すべてが散った。

 

またグアムでダイビングをしたことでハマってしまい、週末になるとダイビングスポットへ通うという日々が続いた。

ついには無人契約機とATMで借りやすくなったサラ金から生活費を調達するようになってしまった。